外国人の病院受診支援 県、4月から「医療通訳システム」開始

2012年2月17日 中日新聞

県は4月から、病院や保健所で在日外国人の病院受診を手助けする「医療通訳システム」を本格的に開始する。医療機関側の求めに応じ、医療通訳者を派遣するほか、電話による通訳を24時間受け付ける。通訳の派遣と電話通訳を組み合わせたサービスは、全国で初めて。
 医療団体や大学、県内市町村が共同で設立した協議会が主体となって運営する。英語、中国語、ポルトガル語スペイン語の4カ国語に対応する。電話通訳は韓国語とタガログ語も加え、計6カ国語で受け付ける。通訳のための費用はいずれも医療機関が負担する。2012年度中にタガログ語でも通訳の派遣を始める予定。
 県内に暮らす外国人は20万人。10年度から需要の調査や医療通訳者の養成を続けており、昨年10月から一部の医療機関で試験運用してきた。
 ほかにも、医療機関が患者の紹介状を書く際の翻訳サービスも実施。協議会が近く専用のホームページを作り、外国語の問診票や、外国人患者への対応法を紹介する。

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愛知県のシステムがいよいよ開始ですね。