「医療ツーリズム」拡大へ、官民で支援会社

2010年6月29日 読売新聞

経済産業省は、国内の医療機関が外国人患者に高度な医療サービスを提供する「医療ツーリズム」の拡大に向け、患者受け入れを支援する新会社を2011年に官民出資で設立する方針を固めた。

 12年度にも本格的な事業を始める。外国人患者の受け入れ拡大は、国内の医療産業を活性化させるため、政府が18日に発表した新成長戦略に盛り込んだ施策だ。

 新会社は、中国やロシア、中東などの医療機関と提携してPRを行い、国内の病院との橋渡し役を担う。政府系機関による出資を検討しているほか、民間からは医療機関や旅行会社などの出資を募る方向だ。

 経産省は、会社設立に向けた準備費として今年度に約1億円の予算を計上。7月から専門の通訳者などを募集し、外国人患者の受け入れを希望する国内の病院の調査に乗り出す。

 医療ツーリズムに熱心なシンガポールやタイは、中東などから年間数十万~100万人の患者を受け入れ、旅行、ホテル業界の収益拡大にも貢献している。経産省は、昨年秋に有識者らによる「医療産業研究会」を設置し、日本での医療ツーリズムの拡大に向けた具体策を検討してきた。

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病院側の受け入れ体制はどうなるのでしょうか。
ただでさえスタッフ不足なのに・・。
色々と動きがありそうです。