医療通訳で群馬と近隣3県が連携 居住外国人向け

2010/10/16 【共同通信

群馬県は、日本語を十分に話せない外国人居住者が医療機関を受診する際に電話を通じて行っている遠隔通訳事業で、茨城、栃木、埼玉の3県と、10月中にも広域連携に向けた協議に入る。先行する群馬県の方式を基に課題を探り、近い将来の実現を目指す。

 遠隔通訳は、通訳者が病院に行く手間が省け、ボランティアが参加しやすい。2008年度開始の群馬県は約90人のボランティアを登録。中国語、ポルトガル語タイ語など9言語に対応しているが、急な依頼や使う人の少ない言語には応じきれない悩みがあった。

 そこで近隣の3県に広域連携を打診。前向きな回答が得られたため、具体化作業に入ることになった。4県の外国人登録者数が09年末で計約26万人と、医療の“国際化”が急務という事情も連携の背景にある。

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最近急速に電話通訳が増えているような気がします。