X線撮影台から落ち死亡 技師を業過致死容疑で立件へ

2015年9月19日 朝日新聞
 群馬県沼田市で5月、胃のバリウム検査を受けていたパート女性(当時58)が、傾いたX線撮影台から滑り落ちて死亡した。十分な安全措置を取らなかったとして、県警は担当の放射線技師らを業務上過失致死の疑いで立件する方針を固めた。
 女性はブラジル国籍のマスコ・ロザリナ・ケイコさん=沼田市恩田町。5月8日、勤務先の工場に来ていた検診車内の撮影台に乗ってX線撮影中、頭が下向きに傾いた際に滑落。動いた台と内壁の間に頭を挟まれ、動脈損傷による出血性ショックで死亡した。