多文化社会での医療を考える 28日、甲南女子大 /兵庫

2016年5月21日 毎日新聞 地方版

 国際セミナー「多文化共生社会における医療の現状と課題」が28日、甲南女子大(神戸市東灘区)で開かれる。
     日本語ができない海外からの旅行者や、日本で暮らす外国人への保健医療サービスを大きな課題と捉え、同大看護リハビリテーション学部創立10周年記念として開催する。マイノリティーや移民の医療問題に取り組むジュリア・P・フォルティアさんが、日本在住外国人への調査などをもとに「日本における外国人の医療体験」のテーマで講演。中村安秀・大阪大教授は「ことばと文化の壁を越えて 医療通訳士の現状と課題」のテーマで話す。更に神戸海星病院の看護師、正田美紀さんが「外国人患者への看護の実際」として事例報告する。
     午後1時半から。参加無料、同時通訳あり。申し込みは23日正午までにメール(konan_wu_ind2014@yahoo.co.jp)で。