外国人観光客街歩き支援

県と富山市高岡市がマップ

 県と富山市高岡市が連携し、外国から来る個人観光客向けの外国語観光マップ=写真=を作った。これまでPR用のガイドブックはあったが、街歩きに適したものがなかった。写真とイラストをふんだんに使ったカラフルなできばえに、県観光課は「外国人観光客を受け入れるベースになるマップができた」と胸を張る。


 マップは英語、中国語(簡体字繁体字)、ハングルの4種類で、折りたたむと10センチ×25センチ、広げるとB2サイズになる。6万7千部作り、空港やホテル、観光施設などに置く。


 立山黒部アルペンルート五箇山などを紹介する県全体の地図のほか、富山、高岡両市中心部、岩瀬や八尾、伏木の各地区の地図を載せた。建物を立体的なイラストで表し、富山市の松川には桜、万葉線などの路線には車両の絵を入れるなど、細かいところまでこだわった自信作だ。


 マップには日本語も併記した。「言葉が通じなくても、指さしで気軽にコミュニケーションをとってほしい」

2009年10月24日 朝日新聞 富山