JTB、訪日外国人向け受診サービス 手続き代行、通訳も

2010/4/9 19:23 日本経済新聞

JTBは9日、医療機関が日本での健康診断などを希望する外国人を受け入れやすくするためのサービスを今月22日に始めると発表した。虎の門病院(東京・港)など医療機関3カ所と提携し、訪日外国人の宿泊や通訳を確保するほか、受診手続きを代行する。患者と病院の手間を減らすことで医療サービスと観光を組み合わせた「メディカルツーリズム」の需要拡大を図る。

 子会社に設ける専門部署「ジャパンメディカル&ヘルスツーリズムセンター」で業務を手掛ける。月内には日本での健康診断を希望する外国人向けのパック旅行商品も売り出す。主に中国や英語圏の富裕層の取り込みを狙う。

 陽電子放射断層撮影装置(PET)を利用したがん検診など、海外の富裕層の間では日本での高度な医療サービスに対するニーズが増えつつある。ただ、受診するまでの日程調整や各種手続きを円滑に進めるための受け入れ態勢が不十分だったという。

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メディカルツーリズム
どんどん進んできている印象があります。