医療ツーリズムはオール関西で推進 大商の手代木副会頭

2010年9月24日 MSN産経ニュース

 大阪商工会議所の手代木(てしろぎ)功(いさお)副会頭(50)=塩野義製薬社長=は24日、産経新聞のインタビューに応じ、大商で担当するライフサイエンス(生命科学)分野について、世界的に関心が高まる医療ツーリズムをオール関西で推進し、海外から訪れる旅行者の受け皿となる医療機関としては国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)や大阪、京都、神戸などの大学病院と提携していく必要性を指摘した。また、政府には医療用語を理解できる通訳の育成などを要望していくことを明らかにした。
 大商は12月をめどに平成23年度から3年間にわたって取り組む新ビジョンを策定予定で、その中に「メディカルポリス(医療都市)」構想を盛り込むことにしている。手代木副会頭は「医療ツーリズムは柱の一つになる。大阪、京都、神戸は一体となって取り組む必要がある」と強調した。
 また、手代木副会頭は、関西には医療水準の高い大規模病院が多くあり、医療ツーリズムを推進する基盤としては他地域に比べて優れていると指摘。そのうえで「それぞれの病院には得意分野があり、適切に紹介しあえるようにすることも重要。滞在期間や宿泊施設などの問題もあり、国、自治体、民間が総動員で取り組まないといけない」と語った。
 このほか、メディカルポリス構想の中核としてベンチャー企業支援態勢の構築を前面に打ち出す見解を示した。「日本では創薬や医療機器開発のベンチャー企業が大手企業に持ち込むまでに資金が枯渇してしまうケースが多い。うまく大手につなげる仕組みをつくっていきたい」と述べた。

***************
色々と進んできています。
ただ、尖閣諸島問題が関係しているのか
中国からのツアーが中止になっているものも。
少し9月中旬以降では記事も少なくなっています。