藤田保健大が訪日外国人患者専用センター
2017年1月5日 中日新聞
国際医療センターは、一七年十二月に完成予定の新病棟一階に設置。専任の医師や看護師らが診療を行い、中国語と英語が堪能なスタッフを配置する。専用病床として二十床を確保し、団体での健康診断や人間ドックにも対応する。
同病院は一四年に国際医療福祉部を設置するなど、外国人向けの診療態勢を強化しており、厚生労働省が認定する外国人患者受け入れ拠点病院に選ばれている。患者数は中国人を中心に増加が続いており、一五年度は約百人で前年度から倍増。今後も需要拡大が見込まれ、受け入れ能力の向上が課題となっていた。
藤田保健衛生大の星長清隆学長は「日本の医療の良さを知ってもらい、結果として訪日外国人が増えれば」と話している。